“背骨の柔軟性”と“踏み返す力” | 足立区綾瀬の整形外科
◆“背骨の柔軟性”の大切さ
背骨は周囲の筋肉によって支えられることにより、通常S字にカーブしています。
この筋肉に支えられたS字構造により、
①力を効率良く伝える
②衝撃をうまく吸収する
③バランスを良くする
④十分な血液を全身に送る
ことが可能となります。
しかし、長年の習慣(使い方の癖)や生活環境などによって柔軟性や筋力が低下すると、S字構造は崩れてしまいます。
バネのようであった背骨が固い棒状の構造に変わってしまい、本来の働きを失うことによって、首・肩・腰・膝などの痛みや血流不全などを招くことが少なくありません。
◆“踏み返す力”の大切さ
踏み返す力とは、体幹(腹筋・背筋)と下肢(脚)の筋力を合わせた、身体をしっかりと支えるための力です。
また踏み返すためには、体重がかかった(力が加わった)ことに反応して瞬発的に力が入ることも大切です。
30歳を過ぎると筋量は減少し始めると言われます。
神経の伝達も血流不全や神経損傷、また使用頻度の低下によって徐々に悪化してきます。
物を持ち上げる、立ち上がる、階段の昇り降りなどを痛みなく行うためには、
①基礎筋力
②瞬発的な反応
を改善していくことがとても大切です。
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