痛みは体からのサイン。見逃さないように!
ひざの痛みに悩んで整形外科を受診される方は、非常に多くいらっしゃいます。
ひざの痛みは急に出てくるわけではありません。ひざに負担のかかる生活習慣を何十年も続けていたり、加齢によってひざ関節を守る軟骨がすり減ったり、ひざ関節を支える筋力が低下したりなど、さまざまな原因で痛みが生じてきます。
まず最初に出てくるのは、立ち上がる時、歩き始める時など動き始めに痛みを感じる「スタートペイン(動作開始痛)」です。
最初はちょっとした痛みでも、そのまま放置すると痛みが強くなったり、ひどくなって日常生活に支障をきたすこともあります。ひざの痛みはひざ関節からのSOSサインです。見逃さないようにしましょう。
●あなたのひざの痛みはどのタイプですか?
1.動き始めに痛い
立ち上がる時、歩き始める時などにひざが痛みます。動作開始痛(スタートペイン)。変形性関節症の初期症状。早めに専門医を受診しましょう
2.動いている時に痛い
走ると痛い、少し歩く時だけでも痛いなど、痛みの程度や内容は異なります。歩くだけで痛みを感じる人ほど重症。階段の昇り降り、走る時に痛い人も1に比べると状態が悪化しています
3.じっとしていても痛い
動作にともなって生じる痛みは、安静にしているとなくなるか軽くなります。安静時にも痛みがある場合はかなり重症です。変形性関節症以外に痛風や関節リウマチなども疑われます。
まずは、自分の身体を知るところから始めていきましょう!